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子育てを楽しくハッピーにするヒント~『幸せがずっと続く12の行動習慣』より~

子育てを楽しくハッピーに!

こんにちは。子育て案内所所長のmico(ミーコ)ですf:id:kosodatemico:20131002233855g:plain楽しい三連休も今日で終わりですね。

さて、今回は、いつもと少し違ったトピックについて記事を書いてみたいと思います。テーマはずばり、”幸福度を高める行動習慣”f:id:kosodatemico:20131002231248j:plain

じつは、”幸福”に関する研究というのは、古くから行われており、なかには、国を挙げて行われた研究などもあります。

今日は、”ポジティブ心理学”とよばれる研究分野で有名なソニア・リュボミアスキー(米国カリフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授)の著書、『幸せがずっと続く12の行動習慣』から、子育てを楽しくハッピーにするヒントを取り上げたいと思いますf:id:kosodatemico:20130929224014g:plain

 

幸せがずっと続く12の行動習慣

幸せがずっと続く12の行動習慣

 

 

そもそもポジティブ心理学とは?

まず、”ポジティブ心理学”とは、どのような学問なのでしょうか。

ポジティブ心理学とは、「人生を生きる価値のあるものにしているのは何か?」を研究する心理学です。ポジティブ心理学という名称は、ポジティブな心の状態を育てるー最も実りのある、できるだけ幸福な人生を送ることーために、人を力づけることが必要だという信念から生まれました。ポジティブな心の状態を育てることは、従来の心理学が専念していた、弱さを治すことや病的な状態を治癒することと同じくらい重要です。

幸せがずっと続く12の行動習慣』はじめにより抜粋

この本の優れたところは、科学的に証明された結果を用いた提案が行われているということです。著者のソニアは、ハーバード大学で学士号を、スタンフォード大学で博士号を取得した後、米国国立精神衛生研究所から数年にわたって助成金を受けて、「永遠に続く幸福の可能性」について研究を続けています。本書で紹介されている提案は、どれも科学的に裏付けのある研究に基づいたものなのですf:id:kosodatemico:20131002233855g:plain

ソニアのHPはこちら⇒Sonja Lyubomirsky

 

子育てを楽しくハッピーにするヒント

『幸せがずっと続く12の行動習慣』では、そのタイトル通り、12の具体的な行動習慣が紹介されています。ここでは、その12の行動習慣のうち、”子育てを楽しくハッピーに”行う上で、micoが最も大切だと感じた行動習慣を取り上げてみたいと思いますf:id:kosodatemico:20130929224014g:plain

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”感謝の気持ちを表す”という行動習慣

 それは、”感謝の気持ちを表す”という行動習慣ですf:id:kosodatemico:20130929224008g:plain

「な~んだ、そんなことか」、と思われた方も多いかもしれません。ですが、この本の素晴らしいところは、そもそも学問的に”感謝”とはどう定義されているのか、なぜ”感謝”をすると、幸福度が高まるのか、”感謝”をよく示す人は、そうでない人と比べて、どういう違いがあるのか、具体的にどのような方法で感謝を表せばよいのかといったことを、心理学の研究等をもとに記述されているところです。

まずは、”感謝”の定義について紹介したいと思います。

感謝とは、物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、現在に価値をおくものです。また、ネガティブな感情の解毒剤であり、ねたみや強欲、敵意、不安、いらだちを中和させるものでもあります。

 『幸せがずっと続く12の行動習慣』p.97により抜粋

 ”感謝”が、ネガティブな感情の解毒剤にもなっているとは驚きですね。

 

では、”感謝”をよく示す人は、そうでない人と比べて、どういう違いがあるのでしょうか。

実は、”感謝”をよく示す人は、そうでない人にくらべて、落ち込んだり、不安になったり、孤独を感じたり、嫉妬したり、ノイローゼになりにくいということがわかっているそうですf:id:kosodatemico:20131002233855g:plain

さらに、本書では、感謝をするとなぜ幸福度が高まるのかを、具体的なエピソードを添えて説明しています。そのなかで、彼女自身の子育てにまつわるエピソードが紹介されています。

 

彼女は、感謝をすると、幸福度が高まる理由の一つに、「感謝をすると、いっそうポジティブな人生を味わえるようになるから」だと述べています。それを示す具体的エピソードとして、彼女の長女がまだ生後数か月だったころ、ベビーカーを押すのに手間取っている彼女に対して、老婦人が近づいてきて、「なんて可愛い赤ちゃんでしょう。今の子育ての時間を大事にしてね。あっという間に過ぎてしまうから」と声をかけたそうです。当時の彼女は、研究でくたくたで睡眠不足で、当時は、この老婦人をあまり有難いとは思えなかったそうです。ですが、その言葉が彼女に子育てに対するかけがえのない喜びをもたらしてくれたとのこと。子どもに感謝するようになったおかげで、子どもの面倒をみる長い日々をわびしいと思う気持ちから抜け出せて、一緒にすごす時間を心から楽しめるようになったそうですf:id:kosodatemico:20130929224012g:plain

  

感謝日記をつけよう

では、具体的にどのような行動習慣を実践するとよいのでしょうか。本書では、4つの具体的な行動が紹介されていますが、そのなかで、最も面白いなと思う習慣が、”感謝日記をつける”ということでしたf:id:kosodatemico:20130929224006g:plain

感謝日記は、1日のうちで、日常の雑事から離れて考えることができる時間を選び、「いまあなたが感謝していること」を3~5つまで、想いをめぐらせ、日記をつけるというものです。実際に、著者のソニアは、自身の研究室で実験を行っており、その結果、週に一度感謝日記をつけるのが最も効果的だという結果が出たそうです。

実践するにあたって大切なのは、心から「ほんとう」だと思っていることに目を向けることです。たとえば、あなたが得意なもの、住んでいる地域であなたが好きなもの、達成できた目標、自分が強みとするものやチャンスなどがそうです。あなたを気づかってくれる人や、犠牲を払ったりしてくれる人、またはあなたの人生に何らかの関わりをもった人を忘れてはなりません。

  『幸せがずっと続く12の行動習慣』p.107により抜粋

 ですが、みなさん、仕事や育児に、忙しい日々を過ごされていて、”日記をつけるとか無理!”と思われるかもしれません。そこで、こんな一工夫はいかがでしょうか。

いまは、ほとんどの人がスマホをもっていて、普段からアプリなど使っている時代だと思いますが、たとえば、そういうアプリを使って、気がむいたときに、感謝日記をつけるといいかもしれません。たとえば、LINEを使っている方は多いと思いますが、旦那さんや親しい友人に、「私は今週こんなことを感謝したよ~」と報告してみるとか。宛先を自分のメアドにして、メール本文に感謝したことを書いて送るとか。同じ件名にすると、あとでまとめて検索できていいですね。

micoは普段、Evernoteというアプリをメモ帳代わりに使っていますが、ノートに直接書くという行為よりも、そういうアプリを使うことの方がはるかにハードルが低いので、evernoteに週一回、感謝日記をつけてみようかなと思いますf:id:kosodatemico:20131002231248j:plain

Evernote | Evernote、Skitch、その他のファミリーアプリですべてを記憶。

 

ぜひ、空いた時間に読んでみて

この『幸せがずっと続く12の行動習慣』、ぜひ空いた時間に読んでみてほしい良書です。子育てを楽しくハッピーにするためのヒントがたくさん載っています。最後に、アマゾンの紹介文を載せておきます(アマゾンの売り手ではありませんよ笑)。

 内容紹介

◇「結婚後、幸福に感じる期間は約2年!?」世界15カ国で翻訳されたベストセラー
 人はいくつになっても、自分が思ったときに変われる!


幸せな人を観察して、研究して、科学的に証明した、「幸福度の高め方」。
全米で注目の心理学者が20年以上にわたって、研究の大半を捧げた「幸福を構成する3つの要因」をもとに、「最も幸福な人の考え方や行動パターン」を紹介します。
考え方の具体例は…
・かなりの時間を家族や友人とすごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる
・誰に対しても感謝を表わすのが苦にならない 
・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い 
・未来を考えるときは、いつも楽天的である 
・人生の喜びを満喫し、現在を生きようとしている
・毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としている
・生涯にわたる目標や夢に、全力を傾けている 
などが挙げられます。 

ブータンをはじめ世界的にも「幸福度調査」が行なわれるなか、「幸せ」を研究し続けた注目の1冊

ブータンの「国民総幸福量(GNH)」が話題になっているのをはじめ、世界的に不安定な経済の状況下、
GNPや物質的な豊かさに代わり、幸福度調査(2006年英レスター大・エイドリアン・ホワイト教授による調査)が注目されています(日本は178カ国中90位)。
「世界一幸せな国ブータンの秘密」をはじめ、「不幸な結婚生活と幸福な結婚生活の決定的な違いはケンカのしかたにあった」
「結婚の幸福感は2年しか続かない」「トラウマを乗り越えた人たちに共通する経験」「お金があっても、美しくても幸せになれない理由」など、
すべて経験に基づいたデータや調査など科学的な研究を基盤として書かれているので、具体策も多く、わかりやすい解説になっています。
これまでの心理学が精神的障害や人間の弱さに焦点があてられて研究されていたのに対し、
本書のベースとなる「ポジティブ心理学」は、強みやプラスの面に注目した、人間がよりよい人生を送るための学問です。
ポジティブ心理学」は、心理学の新しい潮流となっており、日本でも関心が高まりつつあります。

 Amazon.co.jp: 幸せがずっと続く12の行動習慣: ソニア・リュボミアスキー, 渡辺誠, 金井真弓: 本

 みなさんも、ぜひ幸福度を高める行動習慣を身につけてみてくださいf:id:kosodatemico:20130929224010g:plain

 

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最近、たくさんの方がフォローしてくださっていますf:id:kosodatemico:20130929224014g:plain

とっても嬉しいです。知り合いに、子育て中、あるいはこれから子育てをされる方がいたら、ぜひ紹介していただけると嬉しいです!よろしくお願いしますf:id:kosodatemico:20130929224010g:plain

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