子育てとキャリアについての1つのアイデア

子育てとキャリアについて

こんにちは。子育て案内所所長のmico(みーこ）です

amor(アモル）の食欲の秋に続いて、私は、キャリアの秋ということで紹介したいと思います

いつが出産のベストなタイミングなんだろう…

ここは、本題に入る前の序章として読んでくださいね。

私たち「子育て案内所mico」は、特定非営利活動法人（NPO）として活動をしています（現在、設立認証中）。設立した経緯はいろいろあるけれど、1つは、設立メンバーのほとんどが女子×20代後半で、私たちのプライベートでの三大関心事が「結婚、出産、キャリア」であったこと。

わたしたちメンバーは、普段は会社に勤務しています（このNPOの活動は、平日の勤務後や土日に行っています）。ですので、出産によって中断されるであろう「自分のキャリア」に、どのタイミングで折り合いをつけるか（自分のキャリアにも、自分自身のきもちにも）ということが、私たちの切実な悩みでした。そして、恥ずかしながら、このNPOの設立に取り組むまでは、子育てを支援してもらえる様々な手段を全く知らず、子育てとはまるで、何もない大海で、ひとり（もしくは旦那さんとふたりで）、手作りのいかだに乗りながら、見渡す限り地平線だけというなかで、「こどもの成長」という1つの方位磁針の方角だけを頼りに、数々の荒波にもまれながら、懸命にオールを漕いでいる、というイメージでした。

 ところが、このNPOの活動をはじめてみて、たくさんの”子育てに役立つ情報”があること、そしてたくさんの”子育て応援者”がいることに気づきました。そして、少子化が叫ばれる現代において、もちろんさまざまな環境整備も重要だけれども、実は私たち自身の気持ちのもちようだったり、本当に必要で有益な子育てに関する情報を私たち自身がもっていることも、すごく重要なのでは、と思うようになりました。そこで、今回は、前者の”気持ちのもちよう”に注目して、ある2つの有名なスピーチを紹介したいと思います

女性が直面する最大の障壁は、”Fear（恐れ）”

みなさんは、Facebookをやっていますか？現在、FacebookのCOO（最高執行責任者）は、シェリル・サンドバーグという女性が務めています。実は、彼女、2人の子どもをもちながら働くスーパーキャリアウーマンなんです。

その彼女が、『LEAN IN（リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲』という本を近年出版しました。米アマゾンで総合第1位、全米大ベストセラーの話題作。この本では、シェリル自身のキャリアと家庭生活と子育てを振り返りながら、会社での交渉術、メンターの見つけ方、よいキャリア設計、「すべてを手に入れる」という発想をやめる…など、実際的なノウハウが記述されています。

そして、この本のなかで、私が最も開眼したシェリルの指摘が、こちらです

女性が直面する障害物はたくさんあるが、その頂点に君臨するのが「恐れ」である。みんなに嫌われる恐れ、まちがった選択をする恐れ、世間のネガティブな関心を引く恐れ、力量以上のことを引き受けてしまう恐れ、非難される恐れ、失敗する恐れ……。そして極めつきは、悪い母親、悪い妻、悪い娘になる恐れである。

こうした恐れがなくなれば、女性は仕事上の成功と家庭生活の充実をためらわずに追求できるだろう。どちらかを自由に選んでいいし、もちろん両方を選ぶことだってできる。

P37『LEAN IN（リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲』より抜粋 

どうですか？まさに、私たち自身が陥っていた「出産・育児への漠然とした不安」は、シェリルのいう「女性が直面する障害物の頂点：恐れ」であったといえます。

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲

30歳は、昔の20歳ではありません

 続いてご紹介するのは、NHKの番組「スーパープレゼンテーション（http://www.nhk.or.jp/superpresentation/）」でも取り上げられた、TED（テッド）のスピーチです。スピーカーは、臨床心理学者のメグ・ジェイ。彼女は、「20代は無駄にしてよい10年間」という社会通念に異論を唱えます。

 We know that 80 percent of life's most defining moments take place by age 35.

人生を決めてしまうような出来事の80%が 35歳までに起こることが知られています。

That means that eight out of 10 of the decisions and experiences and "Aha!"moments that make your life what it is will have happened by your mid-30s.

つまり人生を決定付ける - 重要な決断 経験 アハ体験の 10個中８個は 30代半ばまでに起こるのです。

We know that the brain caps off its second and last growth spurt in your 20s as it rewires itself for adulthood, which means that whatever it is you want to change about yourself, now is the time to change it.

脳は 20代のうちに成人期に向けて 配線し直されると同時に 人生最後の二回目の成長をしぐんと伸びて仕上がります。つまり 自分を変えたいと思うなら 20代こそがその時なのです。

引用元：http://digitalcast.jp/v/17222/

 そして、彼女のスピーチのなかで、私が最もハッとさせられたのが、この指摘です

When a lot has been pushed to your 30s, there is enormous thirtysomething pressure to jump-start a career, pick a city, partner up, and have two or three kids in a much shorter period of time.

多くの物事を30代まで後回しにすると 30代でのプレッシャーは巨大なものになります 。キャリア構築を始め 住む街を決めパートナーを探して 後回しにした分 さらに短い期間に２～３人の子供を出産することになります。

Many of these things are incompatible, and as research is just starting to show, simply harder and more stressful to do all at once in our 30s.

 これらの多くは同時にはできません。ごく最近 研究で明らかになってきたように 全てを30代の間にまとめて行うのは 単純に困難かつ多くのストレスが伴うことなんです。

引用元：http://digitalcast.jp/v/17222/

 多くの人が20代～30代で出産をすると思いますが、この時期にどどっと押し寄せる変化の荒波にうまく対応していくためにも、しっかり準備や計画を立てることが重要だと改めて感じました。とくに出産は、多くの人にとって、これまでの人生ががらっとかわる大きな出来事だと思います。時間の使い方も、お金の使い方も、友だちとの付き合いも、すべてが独身時代と全く一緒ということはないはず。そんな人生の岐路において、ただ1人（もしくは２人）で荒波にもまれるのではなく、しっかりした準備や計画によって、周りに来た助け舟にがしっとつかまって、目的地までの航路を充実したものにしていけるといいなと思います。それが、シェリルのいう”Fear（恐れ）”へ立ち向かう1つの有益な方法だとも思っています

 引用：http://www.ted.com/talks/lang/ja/meg_jay_why_30_is_not_the_new_20.html

まとめ

長くなりましたが、前述のとおり、現代においては、たくさんの”子育てに役立つ情報”があり、そしてたくさんの”子育て応援者”がいるんだと感じています。子育て案内所micoは、そんな情報を定期的に発信したり、子育て応援者と子育てをしている方々とを有機的につなげる活動を通して、みなさん（そして私たち自身）の子育てに対する意識が「楽しくハッピーなもの」になるような活動を続けていきたいと思っています

きらきらと輝くみなさんの人生を願って…

 Facebookやってるよ！ブログには公開していない旬な情報を発信！遊びに来てね。

子育て案内所 mico | Facebook