「泣いても無駄だと赤ちゃんに学ばせる」ファーバー式ねんねトレーニング

赤ちゃんの夜泣きに悩むパパママへ…

こんにちは。子育て案内所所長のmico（みーこ）です f:id:kosodatemico:20131002233855g:plain 冬は寒くてお布団から出たくないですよね。でも、かわいいわが子が夜中中延々泣き続ける...寒い中起きて、泣き止まそうと頑張る…そんな奮闘をされているパパママも多いのではないでしょうか。

今回は、そんなパパママに、もしかしたら参考になるかもしれない、ねんねトレーニングをご紹介します。

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ファーバー式ねんねトレーニングとは

ファーバー式ねんねトレーニング、というものを初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。ファーバー式ねんねトレーニングとは、どういったものなのでしょうか。

「ファーバー式ネントレ」は、簡単に言うと「目を覚ましているうちにベッドにねかせ、一人で眠りにつくことをおぼえさせる方法」です。

実行すると「（6か月を過ぎていれば）どんな赤ちゃんでも一晩通してぐっすり眠ることができる」ようになります。

この方法は、1980年代半ばに、乳幼児を短時間で寝つかせて夜も通して眠れるようにする方法として開発されました。開発者のファーバー博士は小児科医で、米国ボストンの児童睡眠センター（注）の所長です。

つまり、「子供の睡眠の専門家」が考案した、睡眠の科学にのっとった寝かしつけの方法です。

（注）：児童睡眠センターは、子供の寝かしつけや睡眠に関する問題を解決する為の世界で初めての施設です。

「ファーバー式ネントレ」とは？: 寝かしつけネントレ子供の睡眠info

ちなみに、手順はこんなかんじ。

1) 最初に寝かしつける時も、夜中に赤ちゃんが起きた時でも、部屋で一人で泣いている赤ちゃんをすぐにあやさない。

2) 決まった時間（最初の日は3分）待ってから、ベビーベッドの外から数十秒間、声を掛けたり触ったりして赤ちゃんをあやし、たとえ泣き続けていても、また部屋を去る。

3) そうして少しずつ、その間隔を長くしていき、親がいなくても自分一人で寝入ることを教えていく。

世界の「赤ちゃんの夜泣き」対策 - 徒然日記

なるほど。ちなみに、こんな注意事項もありました。

ただし、やみくもにネントレをしてもだめで、前提として、正しい睡眠リズムのための注意点がいくつかあります。寝つきを良くする最良の薬は規則正しい生活です。まずは子供に合った睡眠時間で規則正しい生活を送ることが求められます。そのうえで寝つきが悪く夜泣きするようであれば、ネントレを行います。

「ファーバー式ネントレ」とは？: 寝かしつけネントレ子供の睡眠info

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ねんねトレーニングを取り入れた体験談

ちなみに、日経新聞に、NYで婦人科・成人科ナースプラクティショナー（ＮＰ）として働いていらっしゃる緒方さやかさんという方の、「働くママの寝不足解消、夜泣きは泣かせ尽くしも効果　米国ＮＰの診察日記　緒方さやか」という記事が大変面白かったので、ぜひ読んでみてください。緒方さんもお子さんの夜泣きに悩まされていたのですが、ファーバー式ねんねトレーニングを（半信半疑で）導入したところ、状況が改善したそうです。

　最初の晩は、数分とはいえ、子どもが泣いてもすぐにあやしにいけないのがつらく、トランプをしたりして気を紛らわせなければいけなかった。しかし、ファーバー方式を１週間試した後、息子はなんと、夜９時から朝３時か４時まで続けて眠るようになった。その間、数回起きてぐずっても、３分以内にまた寝てしまう。私たちは真のファーバー方式にはせず、夫婦のベッドの横に置いたベビーベッドで寝かせていたし、仕事で昼間を一緒に過ごせない分、添い寝を完全にやめたくはなかったので、現在は、明け方に息子が起きると、ベビーベッドから出して添い寝で授乳しながら寝ている。この折衷案のおかげで、今までよりもまとまった睡眠が取れるようになり、朝は大事な赤ちゃんの隣で目を覚ますという、今の私たちにとっては理想的なスケジュールが出来上がった。ファーバー方式を誰も彼もに推奨するわけではないが、わが家にとっては苦肉の策とはいえ有効だった。