子育て案内所mico

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こどもってなんで大人が思いつかないような突飛なことを考えるんだろう??

こどもの無限大の創造性についてのはなし。

こんにちは。子育て案内所mico所長のmicoですf:id:kosodatemico:20130929224008g:plain長い年末年始の休暇も終わって、普段の生活スタイルにやっと戻ってきた今日この頃です(笑)。インフルエンザが大流行しているそうなので、休み明けの疲れ?がたまっている皆さん、健康には十分気をつけてくださいね!

 

ところで、今日のお題は、『こどもの創造性について』。みなさんも、タイトルにあるような、『なんでこどもってこんなこと考えるんだろう??』と感じた経験ありませんか?実は私も、冬休みのある日、そんな経験をしました。

とあるテーマパークでカヌーを漕いでいたら…

それは、とある寒い冬の日、私はとあるテーマパークで、カヌーをこいでいましたf:id:kosodatemico:20130929224006g:plain

10名くらいが1つのカヌーをこいで、園内の水辺を一周するアトラクションなのですが、私の前には、小学1年生くらいの女の子とお母さんが座っていました。雪が降るくらい寒い日だったので、「なんかの修行?!」とこんな寒い日にカヌーにのる自分自身につっこみをいれながらも、アトラクションを先導するおにいさんの「いっち、にー」とのかけ声にそって、一生懸命こいでいました。

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http://www.tokyodisneyresort.jp/attraction/detail/str_id

 

前の小さな女の子もがんばって漕いでいます。そして、コースの中盤まできたとき、先導のおにいさんが「は~い、じゃあここでみなさんは一休みして、しばし周りの風景を楽しんでください~カヌーはぼくたちが漕いでますから」とのこと。私たちは、手に持っていたポールをいったんカヌーの中にしまい、周りの景色を楽しんでいました。少しすると、前にいたお母さんが、お子さんに向かって、「寒いから帽子をちゃんとかぶっていなさいね」と言いました。その子は、帽子をかぶりながら、目に飛び込んできた水辺の数羽の鴨をみて、こう言いました。

 

「鳥さんには、帽子ってあるのかな??どんな帽子かな??」

 

私はその子の発言を聞いて、心底驚きました。f:id:kosodatemico:20130929224010g:plain「(鳥の帽子?!?!・・・そんなこと考えもしなかったぞ。どんな帽子なんだ…?!?!)」。こどもの創造性の広さ、常識というリミッターがない分、無限大なんだと感じた経験でした。また、そのときのお母さんの返答がすばらしく、「そうだね~、○○ちゃんはどんな帽子だと思う?」と、さらにその子の創造性を広げるような質問を返していました。

 

こどもの創造性をせばめない。

その(わたしにとっては)衝撃的な事件のあと、こどもの創造性についてもっと知りたいと思い、2冊の本を読みました。1つは、『哲学する赤ちゃん』という本。

発達心理学者が書いたとても読みやすく得るものが多い書籍なのですが、とくに感銘を受けたのが、赤ちゃんの知的な活動は大人より活発で、想像力や学習能力が大人のそれらに比べてはるかに高いという指摘。赤ちゃんの神経回路は、実は大人に比べて多いんだそうです。それが、成長するにつれて、刈り込まれていき、概念や分類で整理されるようになるのだそうです。

哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

 

 そして、こどもの創造性については、この本でも紹介されています。『UNTHINK 眠れる想像力を生かす、考えない働き方』。 

アンシンク UNThink 眠れる創造力を生かす、考えない働き方

アンシンク UNThink 眠れる創造力を生かす、考えない働き方

 

 作者のエリックは、アインシュタインの言語発達の遅れが偉大な発見につながったとする作家の言葉を引用して、下記のように指摘しています。

アインシュタインは言葉を覚えるのも遅かった…」と彼の伝記を記した作家ウォルター・アイザックソンは説明しています。

「彼は権威に対し、いたずらっぽい反抗心を起こしていた…しかしこのような特性こそ、彼を天才にするのに役立ったのである。権威に対して抱いていた無遠慮な軽蔑が、従来の英知に異論を唱えさせることになった。彼の言語の発達の遅れが…ほとんどの大人が当たり前に思っていた…普通の出来事に好奇心を抱くきっかけになったのである」

本人、そして世界にとって幸いなことに、アインシュタインの両親は、自分の子供に問題があると指摘してくる、古くさい教師たちの考えを受け入れませんでした。息子の大胆な精神と突飛な発想をずっと支え続けました。この環境のもとで技術を磨き、正確性を身につけるようになったとき、アインシュタインの芸術性は見事に開花したのです。

UNTHINK 眠れる想像力を生かす、考えない働き方』P33より抜粋

とくに、上記の太字の部分が重要な指摘だと思います。こどもの創造性を大人の常識でせばめないこと、それが子育てのうえではすごく重要なのでは、と改めて実感することができました。

週末に日本科学未来館(お台場)に行ってください!

最後に、お子さんの創造性、さらに、皆様の創造性を大いに刺激してくれるイベントを紹介します。

チームラボという、現代の日本(というより世界)では最高峰の創造的アートを数々創出している会社が手がけた、その名も『踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』。私も、違う場所でチームラボの手がけた作品を体験する機会がありましたが、我を忘れて数時間夢中になって、こどものときのように無邪気にその体験を楽しめた経験がありました。そんなチームラボが手がける企画展なので、ぜひともおすすめしたいです。絶対に行って損はないはずです。こどもには、強烈なインパクトとして一生残るイベントだと思います。


チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地

 

わたしたちも子供に負けない創造性をもちたいですね!f:id:kosodatemico:20131002231248j:plainf:id:kosodatemico:20131002233855g:plain

以上、新年1本目のブログでした~。今年もNPO法人子育て案内所micoをよろしくお願いいたします。

 

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