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子育てとキャリアを両立するための、3つのヒント

子育てとキャリアを両立するための3つのヒント

こんにちは。子育て案内所所長のmico(みーこ)ですf:id:kosodatemico:20131002233855g:plain

今回は、子育てとキャリアを両立するための3つのヒントをご紹介したいと思いますf:id:kosodatemico:20131003225752g:plain

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子育てとキャリアについての1つのアイデア - 子育て案内所mico

日本の働く女性を取り巻く環境

最近、女性活躍を推進する政府・企業の取り組みが活発化していますね。安倍総理の「成長戦略スピーチ(H25.4.19)」でも、現在最も活かしきれていない人材が「女性」で、成長戦略の中核をなすものが「女性の活躍」だと述べられています。

日本の働く女性を取り巻く環境に関する調査は多数ありますが、ここでは、2つのデータを紹介したいと思います。

まず、第1子の出産前後で、継続就業している女性の割合に関するデータです。実は、1980年代後半と2000年代後半をくらべると、出産前の有職者の割合は約10%増えているにも関わらず、第1子出産後の就業継続者の割合は、ほとんど変化なく、相変わらず低い状況なんですねf:id:kosodatemico:20131024054155g:plain

 

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次に、日本の女性管理職割合を見てみましょう。

日本全体でみると、雇用者総数に占める女性の割合は、約4割です。

では、管理職者総数に占める女性の割合は、どのくらいでしょうか?みなさんはどのくらいだと思いますか?

実は、女性の管理職の割合は、約1割!f:id:kosodatemico:20131024054155g:plain

この状況は、国際的にみても低水準なのです。

 

 

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子育てとキャリアを両立するための、3つのヒント

 政府や企業、そして専門家たちが言及する「女性活躍推進のための制度・施策」は、それらを実行する主体が政府・企業等であることが多いです。もちろん、政府や企業が主導で、さまざまな制度・施策を整備し実施することは、女性活躍推進のために不可欠だと思いますが、今回micoからは、個人レベルで実践できる事柄を、「子育てとキャリアを両立するための3つのヒント」としてご紹介したいと思います。

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f:id:kosodatemico:20131003225752g:plain1.時間当たりの労働生産性を高めることに意識を集中する

これまでの典型的な日本企業では、「労働時間の総量(=どのくらい長く働いたか)」が評価され、長時間勤務ができることが昇進の条件になるような状況にありました。しかし、OECDの調査などから明らかなように、日本の時間当たりの労働生産性は低く、その状況を改善すべきだと主張する方々はたくさんいます。

彼らの主張は、ズバリみなさん一緒で、「時間当たりの労働生産性を重視すべきだ」というもの。日本・世界を代表するような専門家たちがこういった主張をしていますし、実際に一部の省庁・企業がこの主張にのっとった活動を実施しています。ですので、近い将来、みなさんの勤める会社が、みなさんの評価を、「労働時間の総量」ではなく「時間あたりの生産性」で測るようになるかもしれません。そうなれば、優秀な女性たちが、他の男性社員のように「長時間勤務ができないから昇進できない」という理由で、同じ昇進の土俵に立てず、会社や職場環境に不満をもち、離職するということが少なくなるかもしれません(実は、離職理由が「仕事への不満(63%)」、「キャリアの行き詰まり(49%)」であるのに対し、「子育て(32%)」と、日本女性の高い育児離職率は育児が離職のきっかけになることを示すにすぎず、差別される結果としての仕事への不満感や行き詰まり感が離職の背景にあるという調査結果もあります)。

そうでなくとも、育児をしながらの仕事は、時間的な制約が出てきます。ぜひ、個人にできる努力として、時間当たりの労働生産性を高めることに、意識を集中したいものです。

f:id:kosodatemico:20131003225752g:plain2.自分だけの育児マニュアルをつくる

次におススメしたいのが、自分だけの育児マニュアルをつくることです。よく、子育てをされている方たちがおっしゃるのが、「子どもができたら、それまでの生活スタイルが180度変わった」ということです。その激変する生活スタイルに、その都度その都度合わせていくのは、相当大変なことだと思います。ですから、あらかじめ予想される事柄は、時間のあるときに、あらかじめ考えておいたり、調べておいたりするとよいと思います。「もし子どもが病気になったら、仕事はどうする?どこかに預ける?預けるなら、どこに預ける?預けないなら、どちらが休む?」…などなど。あらかじめ決めておけることは沢山あるはずです。あらかじめ、「どうすべきか」を設定しておくことで、「不測の事態」が減り、気持ちに余裕が生まれるはずです(自然災害時の対応マニュアルと考え方、似てますね)。また、色々調べてみると、実は意外にも行政やNPOのサービスなどが、身の回りに沢山あります。ぜひ、自分だけのオリジナルの育児マニュアルをつくって、仕事との両立を成し遂げたいものです。

f:id:kosodatemico:20131003225752g:plain3.キャリアや育児について、よく勉強する

最後に、これは私たち「特定非営利活動法人子育て案内所mico」の活動の柱にもなっていることなのですが、キャリアや育児について、よく勉強することが大切だと思います!f:id:kosodatemico:20131002233855g:plain知識をもつことは、自分の視野を広げてくれます。選択を迫られたときに、選択肢を増やすことができます。時間が限られたときに、効率よく物事を遂行することができます。自分自身で失敗してから経験として学ぶのではなく、すでに世に出ている情報 を知識として、失敗する前に、先回りして学んでおきましょう。micoのおすすめを3つ紹介しておきます。

 

1.仕事と子育てを両立するコツを伝授してもらう

 

 

2.身近な女性のキャリア観を知る

 トピックス : 輝くJ-Win女性メンバーたち 「しなやかに、したたかに、キャリアップ!」 | J-Win

 

3.女性が本当に安心して働ける会社「ホワイト企業」について学ぶ

 

 

いかがでしたか?ぜひ今後も、「子育てとキャリアの両立」について、考えていきたいと思います! f:id:kosodatemico:20131002233855g:plain

 

参考:

・雇用均等・児童家庭局「全国厚生労働関係部局長会議(労働分科会) 」資料

http://www.mhlw.go.jp/topics/2013/02/dl/tp0221-05-01.pdf

 ・厚生労働省「平成23年版 働く女性の実情」(概要版)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ea8h-att/2r9852000002eac3.pdf

・山口一男「女性活躍の推進と日本企業の機能不全脱却について」

http://www.rieti.go.jp/jp/publications/pdp/13p002.pdf

日本経済新聞2014/1/13「改善すべきは「労働生産性が低い」日本人の働き方」

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0700Q_X00C14A1000000/

 

 

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