子育て案内所mico

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幼稚園・保育園から小学校にあがる時に気をつけたいこと

こんにちは。子育て案内所のmicoです。

今日は,「小1プロブレム」とその解決策について,家庭で出来る取り組みを紹介しますf:id:kosodatemico:20130929224006g:plainf:id:kosodatemico:20131003225752g:plain

 

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みなさんは,「小1プロブレム」というのを聞いたことがありますか?

幼稚園・保育園から小学校1年生にあがった際,

 

”自制心や耐性、規範意識が十分に育っていない、小学校1年生などの教室において、学習に集中できない、教諭の話が聞けずに授業が成立しない”

引用:【資料1-2】幼小接続・座長試案:文部科学省

 

ような問題のことです。

近年,この「小1プロブレム」を抱える学校が増えているそうです。

 

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東京大学の無藤教授は,この問題に対して,

 

「小学校の授業形式(45分間の授業,小学校独特の学習形式や授業に向かう姿勢)についていけない」

 

ことが原因と指摘しています。

 

幼稚園・保育園でのびのびと時間を過ごしてきた子どもたちにとって,小学校にあがったからいきなり”学校のやり方に適応しなさい”と要求するのは酷なことかもしれません。

 

幼保小連携の推進は行政や学校に期待するとして,何か家庭で行える取り組みはあるのでしょうか。

 

無藤教授のアドバイスは,

 

A. 子どもの話をよく聞くこと。読み聞かせも続けたい

「学びに向かう力」は、言葉の発達に依存します。家庭で、子どもの言葉の発達を促すには、保護者が子どもの話をよく聞いてあげることが大切です。子どもが学校でどんな過ごし方をしているのかなど、聞いてあげてほしいのです。そうすることで、子どもは、自分の経験したことや意見をまとめる機会を増やすこともできます。

もう一つは、絵本や本の読み聞かせです。読み聞かせというと、文字があまり読めない幼児期にするものと思っている保護者も多くいます。しかし、文字が読めることと本が読めることは別のことなのです。

本が読めるということは、そこに出てくる言葉の意味がわかっていなければなりませんが、一人で読んでいる1年生の多くは、意味もわからず文字だけを追って読んでいます。読み聞かせをすると、子どもにとっては知的な負担がずっと軽くなりますから、意味理解に集中できるのです。ですから、低学年でも読み聞かせを継続したほうがよいのです。

引用:なぜ、今、「保幼小接続」に注目するのか?─「保幼小接続」に注目する背景と今後の方向性 - ベネッセ教育総合研究所

 

 とのことでした。

個人的には,読み聞かせは,時間の許す限りお子さんにやってあげてはどうかな,って常に思っています。

 私は,両親とも共働きでしたが,保育園から小学校1・2年の頃に,よく母親が寝る前に本の読み聞かせをしてくれたように記憶しています。親が「アンデルセン」の童話集を買ってくれたのですが,それが大好きで,本がバラバラになるくらいまで,何十回(何百回?)も親に読んでくれと頼んでいたように思います。同じ話を,です。そこに書いてあった絵を今も思い出せるくらい。そんなに記憶に強く残るぐらい,うちの親は何度も読んでくれたんだと思います。おかげで小学校3年,4年になって,ちょっと漢字が読めるようになったころには,もう本の虫になっていました。毎週末,市立図書館に連れて行ってもらって,10冊くらいまとめて本を借りて,読んでいました。今でも本を読むのは大好きです。単なる1個人の経験談ですが,読み聞かせは,個人的には子どもにやってあげたいことNo.1で,無藤先生のアドバイスにも強く共感します!f:id:kosodatemico:20130929224006g:plain

 

このブログには,年齢別にあった絵本なども紹介しているので,興味のある方は過去記事のぞいてみてください!( *´艸`)